ラーメン●郎を食べたら死にかけた話。【前編】
平成最後の12月…
アタイ初体験しちゃった…
あんなに太くてかたいの初めて…
そう…わたしがこの世で一番やりたくなかった胃カメラをとうとうやってもうた。
これまで「わたしは胃カメラだけはやらんけんね!病気が見つかっても胃カメラする位なら死んだ方がマシや!!」と(主に夫に)言い続けて生きてきました。
わたし自身なんか知らんけど、
身体の中に何か異物が入ってくることを極端に恐れる体質で、
だからわたしみたいな子宮内膜症のひとにはオススメであろうタンポンも入れられないし、
今は腐ってもうて塞いじゃったけどピアスもずっと他人(主に夫に)入れてもらっていたという始末。
下ネタですまんけど前戯で指やら突っ込まれるくらいならいっそのこと即チンコの方がいい。
だからいつも怖がってるマソコにクスコも本当に恐怖。
それに加えてわたしは「嘔吐恐怖症」なので、
胃カメラなんて恐怖の最高峰なわけで。
だからわたしは死んでも胃カメラだけはやらないと心に決めて41年。
あっさりと胃カメラデビューしてしまった…
しかも抵抗も虚しく、極太のやつを…
ホラなんか今の胃カメラって細いらしいじゃないのよ、
CMかなんかで観たけどオリンパスだかなんだかめっちゃ細くて鼻からだって入れられて検査もつらくないっていうのが今の流行りだっていうじゃない。
でも、わたしは敢えて「極太」。
一番太いのを敢えて突っ込まれた。
いや、まぁそれはわたしが悪いんだけど…
あのね…
ラーメン●郎食べたらね…
チャーシューを喉に詰まらせたの…
んで119番して救急車ですわ。
なんてアホな人間かと思うでしょう?
救急隊の方も「ラーメン●郎すか(笑)」って感じだったし、
何よりお店の方にご迷惑をかけてしまった事が本当に申し訳ない。
と言っても一応お店の外に出てから通報したし、
夫に●郎のスレとかにババアが死にかけてたとか書いてなかったか聞いたら(Twitterには特に)無かったって言うたからまぁアレなんだけど、
とにかく息は出来るけど肉が取れないの。
救急隊のひとに「咳してみて」って言われてゴホンとしてみても意味なし。
ただただ苦しい&喉がビョロロロロロみたいな音がする。
てか!わたし救急車に乗ったらもう万事オッケー!かと思ったけど違った!!
よく妊婦さんが受け入れを拒否されるとかニュースで観たけどマジでそうだった!
日曜日だったし、
チャーシュー詰まらせただけだし、
息は出来てるし、でなかなか受け入れ先の病院が見つからない。
車内で救急隊のひとが一生懸命問い合わせして
聞いてくれても全然ダメ。
救急車に乗車しても発車せず「ううう…苦しい…早く…早くアタシを病院に連れてって…」と伝えたくてもやっぱり喉からビョロロロロロって音が車内に鳴り響くだけ。
ああ~どうにかこの肉が取れないかな…
でも●郎マジうまかったな~
ついさっきまであんなに幸せ夢気分だったのになんでこんな事になってもうたんやろ…
●郎食わんかったら良かったんかな…
てか、コレお正月におじいちゃんが喉に餅詰まらせるパターンのやつじゃね?
とうとうわたしはおじいちゃんになってもうた…
もう餅食われへん…
と、死にかけながらも考えていたら
なんかどっか近くの病院の受け入れオッケーキタコレ!!
早速救急車のサイレンとわたしの喉のビョロロロロロを鳴り響かせながら出発進行~!
でもなんか長かった…
救急車って光の速さで走ってるように思ってたけど、病院があんなに遠いとは。
んで、とりあえず受け入れてくださった病院で診察を受けるもやっぱり
「喉にチャーシュー」
先生も微妙にやる気ないというか、
それくらいでわざわざ日曜日に急患でくるかね?
って感じ。
呼吸はちゃんと出来てるし、咳するかゴクンと飲み切る事できないの?と言わんばかり。
でもやっぱり喉はビョロロロロロ言うてるし、
もう死にかけてるから
「じゃ~CT撮っとく?」てか感じで撮影へ。
でも先客が撮影してて、
こちとら死にかけてビョロロロロロしとるのに大人しく順番を待つ。
もうね、
呼吸止まってた方がむしろ良かったんじゃないかって思うほどつらかった。
なんとか自分のゴクンで肉落ちないかなー
喉から流れてけー!!
と思ったが無理。
なぜならばCTの画像を見て先生が、
さっきとは打って変わって
「紹介状書くから急いで医療センターのER行って!」と焦りモード。
どうやら体感では喉に刺さってるんだけど、
喉を通り過ぎ気管と食道の丁度境目にぶっ刺さってる状態らしい。
先生が医療センターの先生にCTの画像送って、問い合わせてみたら「幸い気管の便からはずれているから内視鏡のカメラを入れてそのまま胃の中へ押し出しましょう」との事。
うおおおおやっと楽になれる…!!!
ん?
でも待って…
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だカメラ怖いカメラ怖いカメラ怖いカメラ怖いカメラ怖いカメラ怖いカメラ怖いカメラ怖いカメラ怖いカメラ怖いカメラ怖いカメラ怖いカメラ怖い…
死にそうな位つらいけど、
死ぬほどやりたくない胃カメラがわたしを救う手段ってなんという神のいたずら…
続きはまた後編に書きますが、
やっぱりもう二度とやりたくないし、
肉をつまらせたくないです。